happy59’s diary

自分の趣味をただひたすらさらけ出すためのブログ。

桑田佳祐ライブツアー2022 12/03 お互い元気に頑張りましょう 参戦の感想

このブログは、サザンや桑田ソロ曲について語りたいがために作ったはずだった。

そういうつもりでサザンファンをたくさんフォローした。

それなのにこの体たらくはどうしたもんかとお叱りを受けそうである。

(誰にだよ)(いや敢えて言えばファンだな)

最初はクレイジーケンバンド、次に織田裕二、そして挙げ句に放置である。もう今年も終わる。ただこれだけは書き切らなきゃいけないというものができてしまった。

まあ表題のお察しの通りであるが。 

人生初のライブである。冒頭でお察しの通り、アーティストはもちろん桑田さんだ。

それを終えた直後に今、もう初めて尽くしで感じた感情を書きなぐらないと済まないので新幹線の中でいろいろ書きまくっている。

こんなに短時間で感情を動かされまくったのは初めてだと思う。終わってみれば27曲も生で聴けたわけだ。ライブってスゲーな(今更)

というわけで、12月3日、京セラドーム大阪にて参戦した通称5倍返しツアーを(誰が求めてるか知らないけど)私なりの感想をまとめてみた。公開できたのは20日後である。遅筆!

ネタバレ上等であるがもう横浜アリーナしか残ってないからなぁ。

これを機に、定期的に自分の好きな音楽についてまとめていきたいと思うのでこのブログをもっともっと活用していろいろやっていきたい。

セットリストごと1曲ごとに感想を記入するスタイルです。 

1.こんな僕で良かったら

最初の曲でしかもカナリ遠くの席だったから、あっ、、桑田さん、郁実さん、ちっさ、、、って思ってしまった。でも生歌であそこで歌ってるって考えたらそんなこと思ってるべきではないよな?!??!!?

オペラグラス買うべきだったとちょっと後悔。今度は双眼鏡持参かも。ライブ初心者には必要事項かも。

若い広Bar 好き。行きた過ぎるな?ちょっとはなれたところから光がスクリーンに向かってファッと動いていく瞬間がおしゃれ。あーいうのがライブの醍醐味なんだろうなぁと。当然のごとく若い広場なのかと思えば片山さんがあのイントロをひいてこの曲か!!!ってビックリした。思えばスタートの曲なんだと予想してたんだっけ俺。そういうの全部吹っ飛ぶぐらいBarの扉開けて出てくる桑田さんかっこよかった。て言うかこの曲のイントロがライブでもCDでも変わらないのがずるすぎる!あのピアノイントロで周りの空気とか演出とかを弾き飛ばし、そしてブラスの力強さで一気に心を持ってかれる。いろいろと心理的インパクトを残しすぎるのでちょっと自重してほしい(意味不明)

 

2.若い広場

桑田さんバーテンにミルク頼んでたけどちゃんとおのみになられたのかな(どういう心配だよ)。あ、でも買い物ブギで飲んでたな(そういう事じゃない)

いつも何処かで買ってないから知らなかったですけど一曲目らしいですね。あの朝ドラがもう5年前かぁぁ···Time goes roundって感じがします。時が駆けてます。

この曲はやると思っていたしCDが出てからもそこまでの年数がたってないから生歌でもCD通りだなって言う感想を持ってしまった(失礼)。それでも紅白でやった歌でもあるし聞けてよかったなぁと改めて思いますね。そういえば今年の!紅白出場されることが昨日決まりましたね。となるとこれはソロだと「愛の言葉を有働~♪」以来ですか! あの時は横アリ中継でこの曲を聴けたわけですが、当時はまだアルバムの中でもそこまで好きじゃなかったこの曲も5年もたつと聞き馴染みがでてきた感じするなぁ。

 

3.炎の聖歌隊[Choir]

ここでリストバンドと全照明の仕事が開始されてめちゃくちゃびびった。映像としてこういう風景は見てたけどなんかもうアレをリアルで見るとこれだけでライブにきた感慨にたぶん浸ることができますね。桑田さんからは遠い席でしたが、ドーム全体が見渡せる位置だったのはレーザーの演出やリストバンドの点滅すべてが見渡せると言う点でとてもとてもよいポジションでライブを見ることができるかもしれないとここで悟りました。あ、でも銀テープは全く来ない位置だったのは悔しい。

開演お待ちどうさんって、、チケット当たってからいや去年のツアーいけなかったときからどれだけ待たされたと思ってるんだよでもありがとうございますいつまででも待ちます。グッとテンションとテンポが上がった曲でライブの雰囲気をつかむことができたのが良かった、すごくよかったけどこの後いろいろと感情は崩壊するのでつかんでるとは言いがたいかも。

 

MC.長くてすごく嬉しい。やっぱり映像のやつだと少しカットされてるよね??気のせい?って思ったけど後から考えると去年の埼玉はもっと細かくMCとってたな。

桑田さんめっちゃしゃべるじゃんしゃべってるじゃん?生身の桑田さんあそこにいるんじゃんやベーな?って言うテンションだったけどでも話されてることがいつものTVで見る桑田さんでちゃんと冷静に聞けた。マスクをしたままって言うことを言及されていたりやっぱりまだまだコロナと言うことをすごく意識されてて、この辺でやらかす(マスク取ったりシャウトを煽るような騒動がありましたね···)バンドとはやっぱり全然違うよなって言うことを印象として思った。たぶんこっちが当たり前なんだけども、こういうとき桑田さんがとても気遣いの人であることを強く意識します。

そして波乗りジョニーやりません宣言でやることを確信した。まあちょっとマンネリは事実なんだろうな、ジョニー。でもやってくれる桑田さんこそ

ROCK'N'ROLL supermanである。

「25分で終わります、いつも短いの知ってるでしょ」で笑っちゃった。たとえ25分でもここの人たちほぼ全員ライブに来るだろうな。

 

4.MERRY X'MAS IN SUMMER

前曲が去年のツアーの時も3番目だったと言うことを知ってて何となく予想していたことと、一回MC挟んだらメリクリ来るかな?と言う予想この二つぐらいは当たってた。というかメリクリは一人ロッキンでやってたし。演出のトナカイとサンタいい。ちゃんとロッキンでやろうとしていたことが行われてて感動したのと、ダンサーさんの中でも特に見やすい演出だった。エバトタンシングチーム、凄いな!あのギリ「人」に見える遠さで身振り手振りわかる内容が好き。12月には言ったこのシーズンにMerry Christmasが聞けるのは素晴らしい。それにしてもメリクリのサビとか現在の桑田さん基準で言うと大分厳しい高さだと思うけど今日は声がすごく出ていらっしゃる。嬉しい。

他のかたのブログを見るとジングルベルを歌ってらしたと最後に、そういえばそうだった(あいまい)

5.可愛いミーナ

ここもまああるだろうなと思ってた曲だから身構えることなく聞けました。ただ予想外だったのは最後の歌詞がちょいカットだったのが悲しい気持ちに。それでも充分楽しめました。まあたしかにあそこの部分も桑田さん歌いにくいだろうな、、、

桑田さんのギターがここで登場だったとか。あ、そうだっけ(記憶力が悪い)。でもあのいつもの赤いギターを見たときに、「あのギターだ!!!!本物だ!!!!」ってなったのは覚えてます。

他のかたのブログで「サヨナラしたのは···」をカットしたのはライブ序盤でサヨナラしたくないからと言うご意見があって鳥肌が立ちそう。そこまで考えてやってるんだったら素晴らしすぎる、、、

6.真夜中のダンディー

誠さんがかっこよすぎるイントロからのダンディー。赤いスポットライトを浴びたのはこの曲だよね?(違う曲説が浮上してます)

これも一人ロッキンで聞いてたのである程度の態勢があったので落ち着いて楽しめた。

いや嘘だなギターソロ系統はヤバイ!!!ってなってたな。振り替えれば今回はギター二人態勢なのでいままで映像で見たどの回よりもギターの音の厚みが深く、よりインパクトが深まるライブだった。

真夜中のダンディー、意外と高音だよね。ダンディー真っ盛りの30年近く前の桑田さんの声とは違いさらに深みをましたダンディー(意味不明)な桑田さんの声素敵。

この曲もいまの情勢を考えるととても強烈なメッセージを放ってるように聞こえるのよね。

愛と平和を歌う世代がくれたものは

身を守るのと知らぬそぶりと悪魔の魂

この部分はもう30年も前だからゆとり世代というよりか桑田さんと同年代かその上の世代か、そういうところを歌ってるのだろうと思うけど、今の世代にも痛烈に響くような部分がかなりある気がする。

特にこの後、

隣の空は灰色なのに、幸せならば顔を背けてる

と続くわけで。

ここはもう、ウクライナに限らずイラク中東戦争などの大きな動乱のなかで日本は平和を謳歌してたことを指すのではないかと。

No more No warを歌う桑田さんだけども、ただ単に歌うだけではなく日本の国際社会での役割とか、いつまでもアメリカだよりでいいのかとかそういう部分を憂いている歌詞がかなりあるかなぁと思う。サザンの平和の流歌とかね。そういう面を見てないからネトウヨがわーきゃー叩いたんだんだよなぁ、まあこれは別の話ですが。

 

7.明日晴れるかな

この曲がやばかった。いつも何処かでに入ってるけど正直やらない気がしていたのでああ!!!!ってなった(語彙焼失)ソロだと好き度かなり高い曲でもあるので手を合わせながら拝むようにずっと前屈みでオレンジ色に染まるステージと桑田さんを見てた。なんていったってアコギの音がアレだけきれいに入るのずるい。耳が悪いんだと思うんだけどさ、普段テレビライブのアコギ音が目立たなくて「うーん?」ってなってしまうことがあるけどちゃんとアコギが聞こえる!あそこでプレイしてる!!すげー!

これか生音の素晴らしさかと言うことをここの曲から特に感じた。

アレンジは原曲に近い感じがして、ヨシ子さんのアルバムであったよりカントリーというモノなのか、そういうものに近いラインよりドームにあってるのは原曲に近いアレンジかと思うし、これが聞けてとても泣きそうになった。ラストサビの「明日晴れるかな」が歌えなかったのが残念。ご時世なければ歌えてたんだろうなぁ。

8.いつか何処かで(I FEEl THE ECHO)

オレンジからブルーのバックスクリーン転換。青い美しい波の背景に桑田さんが一人写るシーンは思わず写真を撮りたくなった(撮ってないですからね!)

この曲はベストアルバムのタイトルの時からやってくれるだろうと期待してた。

この曲一時期鬼のようにリピートしてた時期があり、いずれライブで聞きたかった筆頭であるからこの曲もずっと手を握りしめながら聞いていた。端的に言うとこの二曲でまず涙が少しだけにじんだ。

サビのラストの部分とか今の桑田さんには厳しい高音な気がするけど非常に声の調子が宜しくて、、、感動。

9.ダーリン 

大阪のみでしかやってないと言うことを聞いた後の方が冷静になれなくなった嘘だろ大阪だけだったの??横浜の曲なのに??

と慌ててたんですけど大阪がライブの折り返し地点で、「愛のささくれ」から「ダーリン」へのチェンジがあったそうです。

本格的に冬シーズンになるにつれて「真冬の桟橋で~」と歌い出したかったのかなぁ。と勝手に思っとく。

これはもう友達が大好きな曲なのでこれをライブで聞ける贅沢はさぞ羨ましいだろうなとか考えちゃった。ちゃんとバック映像が横浜でいい。あの鮮やかな中華街やらが煌びやかに動いている映像こそ、まさしくダーリンの世界だなぁ、等とPVを照らし合わせて思い出すのです。

 

10.NUMBER WONDA GIRL~恋するワンダ~

恋するワンダ、こんなに盛り上がる曲なんだって言うのが意外でした。そもそもこの曲が入ってる「桑田さんのお仕事07/08 ~魅惑のAVマリアージュ~」を手に入れたのが最近で、ある一定の曲しか聞きこんでなかった。Cafe Bleuみたいな、いわゆる「タイアップ」で余り演奏されることはないだろうと高をくくってた。だってまあど直球のタイアップだもんな。でも違うね。サザンのエロティカとかに近い「煽り曲」なんだという事は始まってから気がついた。 でもエロティカセブンと違うのは、渋くてエロい歌詞である事だと思う。やられた。特にライティングで最大級の盛り上がりを感じた。しっとりと聞かせるダーリンからの落差が激しいのがちょっと感情のジェットコースター過ぎてつらい。

ここでMC MCまで長くない?桑田さん大丈夫ですか?と心配になった。いや曲をしっかり長くやってくれるからありがたいんだけどさ。

11.買い物ブギ ※大阪

恒例のご当地キョク、去年は大阪レディーブルースだったわけですが今年は買い物ブギ。あの映像どこでどうやって話題にならず取れるんだ、、牛乳こぼしている映像好き。

個人的には桑田佳祐六甲おろしが聞きたかった。あの日1日だけあそこが阪神の本拠地になれば、、(そういう問題かな)

12.SMILE~晴れ渡る空のように~

壮大なキョクの前振りにピントが来なかった自分を少し殴りたい。たしかにこれ以外ないわ。イントロの破壊力抜群。ピアノにブラスを付けて音に厚みが増している。この曲はオリンピックの為に作られて、2020年の1月にお披露目されたときはものすごく厳かな雰囲気をピアノのイントロで感じたりしたんだけど、コロナ騒動を得て2年後のライブで聞くとこの曲はアスリートだけでなく我々を鼓舞してくれる歌なんだと、そういう力強さを感じるイントロに(アレンジされてるのもあるだろうけど)聞こえるのだ。この曲から「オリンピック」という言葉を一度取り去ったコロナにより、より普遍的な応援歌になった気がする。

関ジャムでやってた原さんのアイデア、2番さび後の「オーオーオー」(表現が稚拙)、やっぱり現場の一体感があるとよりいいものがあって好き。初めて腕ふった時に見た、あの光景は一生記憶に残ると思う。

 

13.鏡

アコースティックコーナー。これはなんか誰かのツイートでやるって言うのを見てしまったぶん心の対策ができた。生歌で歌うと歌詞が俺の認識と違ったと言うのによく気がつく。

改めて鏡、桑田さんの曲としてちょっと作詞が異質な気がする。とても曲の世界観にあっているけど森の木陰でファンタジーの世界を見ているような(よくわからない表現だけど)感じがする。私としてはJouneryをやってほしかったんだけど、ここでこの曲を持ってきてSMILEの高ぶった気持ち(人によってはSMILEで泣けると思う)を一度リセットできるように感じる。歌詞の独特さに気が行き、余りこの曲は聞きこんでこなかったが、桑田ソロの中でも唯一無二で好かれる理由も分かるなというのをここで初めて聞くことで感じた。穏やかなブラスの感じがよりこの曲を盛り上げてて良い。

14.BAN BAN BAN

最初なんだかわからなかった。なんのj-popかと思ったらアレンジがくそかっこいいイントロですね。アコギで奏でるイントロからのサビ、コーラスとのハーモニーにやられた。これはDVD鬼リピ確定の場面。こんなBAN BAN BANは想像してなくてちょっと魂が抜けた。そもそもKUWATA BANDの曲はメリクリをやったからもうないかと思ってたし、やるとしたら2021年の時みたいなスキップビートかなぁと思ってたのでその意外すぎる選曲にびっくり。常日頃からKUWATA BANDの曲もっと聞きたいなと思ってるくちなので、生でBAN BAN BAN聞けたのはホントに良かった。過去ライブ映像だとスキップ・ビート多いしね。願うは「I'm a man」をいずれ聞いてみたい(無理難題)

15.Blue~こんな夜には踊れない

魂が抜けたキョク二曲目、軽率に魂が抜けがち

ベストアルバムでも収録されてないのにこの曲をやるのか!と思ってびっくり。真夜中のダンディーも実は収録されてないのかとかと後から気がつくが、この曲は「TOP OF THE POPS」収録曲なので一応知名度とかには問題ないのか。CDはもKUWATA BAND時代を思わせるエレクトリックな感じが今回は一気に無くなって異国情緒溢れるアレンジになったのが、これが大好物。コンガをたたく板垣退助カースケさんがカメラに出てきた瞬間に毛ガニさんをおもいだしてなんか笑いそうになった。(このバンドにパーカッションいるかなぁ」)これは訴訟案件。(なにがだ)

16.なぎさホテル

ツアー前半では出来なかったことだと思われるが、新曲ゾーンは先に予習できたのがよかったですね。特にこの曲はPVのあの独特な(メロウという言葉があってるのか分からないけど)世界観を予習できてたからこそバックスクリーンの雰囲気を楽しめたかもしれない。

いつもイントロでジェームズボンドを思い出すのは私だけ?というかダブルギターの厚みがこの曲のイントロにはとてもよく似合うなぁという感想を持ったりする。

「二人は貝になった」とか言ってるのになんであんなにエロくないんでしょうねこの曲は。とても罪です罪。

17.平和の街

このライブ史上最大にバックのスクリーンがカラフルでド派手だった。これは数年後にも盛り上げ曲として生き残ってきそうな曲ですよね(どういう感想だよ)

「名もなき花」何てないからね、って歌詞すごく好き。何ていえばいいのかわからないけどとても好き。桑田さんが考える「日常」がこの歌詞に詰まってるよね。

「飛び抜けた才能なんて無いし 冴えない見てくれの僕」の部分、桑田さんが飛び抜けた才能がなかったとしたらこの世のほぼすべては才能ないことになっちゃうよとか

「冴えない見てくれの僕」はどうしても

キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!" だと!? ふざけるな!!」を思い出すんですが。

まあ世間的な桑田佳祐という人のキャラクターが為せる部分なのかもしれない。

18.現代東京奇譚

平和からここに持ってくる感じはやっぱり前のビデオが必要になる程度にはテンション差を感じる。あのビデオで大体、東京かこの曲だろうと察しますよね。これも昔よく聞いた歌だったな。そういう意味で言うのであれば、聞けて良かった一曲。2022年、暗い話題が絶えなかった年だからこそこういうダークな面に触れる一曲というのは自然とセットリストにおかれるのかもしれない。桑田佳祐は、明るく反戦を歌うと同時に世情の世知辛さをこんなにも暗く切り取って歌うことが出来ることを示す、非常に多面的なライブだなぁとおもう。

 

19.ほととぎす[杜鵑草]

これで泣きました。ドラムもベースも入って入ってるけども、CDのアレンジと大差ない(と言っていいのか判らないけど)感じが、逆に聞かせる感じがして良い。歌声とシンプルなスポットだけの演出に感動。

平和の街からここまでの3曲はいま、桑田さんが伝えたいことを如実に表してるプレイリストに見える。

この曲は愛する人との別れと幸せを願う歌なんだと思うんだけどいま聞くとウクライナの幸せを願うためにここにもってきたのかなぁと。

そうすると平和の街で一人の男の人生の生きざまと言うかそういうものを表して現代東京で闇というものを示し、そこからこの曲で平和の訪れを歌う。いろんなことがあるけど平和の街に(特にウクライナが)なるように、というセットリストなのかもしれない。

ただひたすら泣けてしまった理由というのは全くそこにはないんだけど、歌詞の表面的な意味からくる男の心情の動きというか、そういうものに大変共感する部分があって一時期すごくリピートで聞いてたからこそ、聞けて良かったという感涙だったが、後から考えてみると深い意味をもってるセットリストに位置してるのかなぁなどとド素人が考察したりしてる。

この曲のイメージは3月なんだけど、ウクライナにも暖かで穏やかな春がくるといいなあとつくづく思う。3月は向こうはまだ寒いかもしれないけど。

 

20.Soulコブラツイスト~魂の悶絶

少し泣かせる暇を与えてほしい。

ほとどきすの余韻を!もっと感じたかったの!!でもやりたかった腕ぐるぐる存分に楽しんだ。ハーモニカを吹く桑田さんかっこいい。覆面レスラーが出てくる時にやっぱりコブラツイストを期待してしまった。アントニオ猪木リスペクトなんだからコブラツイスト返しでレスラーを追い返さないと行けないと思う(SONGSの見すぎ)

桑田さんは良くアルバムだした後だと「あの曲が、、、あんま好きじゃないな」とかよく言っているイメージがあるがこの曲は絶対好きだなと思う。ごはんEPからの登場は3曲あるけど、後の二曲はなんというか、登場するべくしてしている感じがするがコブラツイストは完璧煽りゾーンに狙い撃ちの曲だもんね。

煽りゾーンにおるのになんて儚い歌詞なんだろうねこれ。

21.悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)

これぞ煽りゾーン!前の曲の流れからカースケさんのリズムでイントロへ入るこの雰囲気が最高にいいですね。是非ともビクターサイドにはこの長いイントロバージョンのCD音源を切実に望みます。もう悲しい気持ちといえばのこのイントロだよな。

35周年という活動のなかでやっぱりこの曲はもはや定番のようにライブでの登場回数も多いんだろうなと思うんだけど、それでも飽きるという概念か存在しないよねこの曲には。「サザンとは違うぞ!ポップスだぞ!」という主張がデビュー当時伝わったのか分からないけどサザンのライブでも終わりにもってこられることが多くなったデビュー曲と比較するとやはり改めてこれは桑田さんのソロ活動なんだと象徴される曲

22.ヨシ子さん

これでアンコールいくのかな?と思ったらヨシコだった。否、なぞの面白いお面が出てきたからヨシコは出てきてないか。タイガーさんのコーラスが板についてきたようにおもえる。がらくたツアー行ってないから判らないけど郁実さんコーラスやってたのかな?この曲、CDでかなり遊んでる節があってライブでCDを越える遊びをするの難しそうだよなぁとおもってたらひとりロッキンのときのアレンジにやられてさらにライブで聞いたときにぐっときた。大阪の食べ物が食べたくなる部分があったけども、いまだに上鴨そばのなぞは解けない。桂文珍さんご登場で笑った、あれ大阪だけなのかな、だとしたら大阪で聞けて良かった。誠さんギターだけならあれだけかっこいいのに(失礼)

ひとりロッキンではSMILE~ヨシ子~悲しい気持ちの流れがあまりにも素晴らしくて(特にSMILEからのヨシ子がやべぇ)てっきりこの流れで行くのかと思ってた。

ふたを開けたらヨシ子と悲しい気持ちは逆という結果でこれはこれで素晴らしいね。

 

23.真赤な太陽 / 美空ひばり波乗りジョニー

ひとりロッキンからの繰り返し芸なのにカラオケが本人映像ついて豪華になるのずるいだろ!最近本編ラスト前は昭和歌謡を歌うのはひとり紅白がなくなった影響かなぁ?。今回はドームツアーだし王道、ひばりさんをチョイスされたのかなぁ?などと考える。

2つ前の曲で桑田ソロを説いたところでこの曲が来るのかと。(知らねーよバカ。)私はこの曲がサザンとソロの境目がめちゃくちゃになった一因であると結構思ってる節があるので(曲はめっちゃ好き)まえの話が吹っ飛びますね!確証の取れてない噂ですがこの曲はサザンでやる予定だったっていう話もあるしね。

だからこそソロで行ったら唯一無二の曲になってるというのはあるのかもなぁ。メジャーナンバーと言う意味ではこの曲に勝る盛り上がりはないのかも。このライブ35周年のベストアルバムというものを引っ提げてると言うのを考えると、やらざるをえないだろうと。ただ、桑田さんたぶんこの曲は嫌いではないだろうなぁと。食傷気味ではあるかもしれないけどww

まあ去年のツアーでは出番の無かった曲なので、僕としてはがらくたの時にNHKで見たきりだったわけだ。これは美味しいタイミング。今回は着物ではなく水着のダンサーさんだったのでまさしく「波乗りジョニー」です!という自己主張を感じる。

郁実さんが本領発揮してたのが良き。欲を言えはヨシ子で出てほしいところでしたが、これはひとりロッキンのときからのフリがあったのでまあここでは遊ぶよね、と。

24.ROCK AND ROLL HERO

アンコールオープニングにこの曲は強すぎる。コカ・コーラタイアップでアメリカを少しおちょくるような歌詞を作っていく桑田さんの度胸よ。宮城のセットリストを見たけどやはり少し違う、特にアンコール。

この曲は壮年の頃の桑田さんが、メジャー路線で大ヒットを飛ばした次の年にちょっとアメリカン・ロックな曲調でアメリカや日本を皮肉るというストーリーがとてもかっこいいんだよね。桑田さんはもう壮年というお年ではなくなってしまったが、あの若々しい感じが今日の声の調子ともあっていてタイムスリップしたかのような錯覚を受けた。

 

25.銀河の星屑

えっ??えっっ???銀河の星屑ってこんなにかっこよかったんですか????ていうか左側ギターの方ソロかっこよすぎません???なにこれ???え???

一旦落ち着こう。

この曲は内容が仏教のことを言ってると思われるし、終わり方が終わり方なのでちょっとネタ曲(仏教に失礼)だと思ってたけど、度肝を抜かれるカッコよさだった。CDではバイオリンだったところをギターで分厚く引かれてるからか、とてもロック色が強くなってるんですね。その結果テンションがめちゃくちゃ上がる曲になってた。これ「煽りゾーン」に台頭するような歌だったんだ。それは想定してなかったわ。今度から曲を聞いたときにあのクソかっこいいギターソロとライティングを脳内で思い出してしまうなぁ。そうなるとCDの終わり方、終わり方だけかえちゃくれませんか(どうしてもトイレを思い出す)

26.白い恋人達

12月にこの曲やMERRY X'MAS IN SUMMERが聞けるのは幸せですね。これまたCDアレンジに程近い感じでの歌唱となったけどもシンプルに聞かせるとなるとこの曲にライブアレンジは要らないなぁと思う。

この曲は、桑田佳祐の冬ソングと言えばこれ!みたいなのに必ず選ばれて毎年かかるもんだから「桑田さんのクリスマスソングはもっとあるだろ!」という逆張りオタク噛まして最近聞かなかったんだけども(というか純粋にKissing christmasが好き)シンプルに心に染み渡るものがありますね。

しかし最後の部分、良く声が出てらっしゃった。あれは感涙ものですね。

ジョニー、ROCK AND ROLL HERO白い恋人達と2001-2002のコカ・コーラタイアップが多く歌われたのは桑田ソロのなかでも商業的に一番のヒットを噛ました年だからということだけでなく、この1年が桑田さんに取って音楽的にも収穫のある年だったからという考えでいます。

27.100万年の幸せ!!

前曲が締め曲っぽすぎてえ????じゃあ最後の曲なんなんだ!わかんねぇ!からの唐突のこの曲はほっこりした。日曜の夕方に、「ああ面白かったな」と思わせる終わり方ですよね。たぶんもうこの曲をやった時間はめちゃくちゃ夜だけど。

たった100万年の間は幸せでいたいよなぁ。これが桑田さんが最後に伝えたかったメッセージなんだろうと、しかとうけとりました。

しかしカラオケでの登場回数が多くないですか?いずれこの曲で「腕利き」のメンバーの演奏が聞けることを願ってます。

 

まとめ

いろいろとおとした曲の後に爆発的にテンション持ってくるような曲やってくれたり(ちょいと失礼)するから真面目に感情が10分おきに大渋滞。

しかし各々の曲にたいして桑田さんが今伝えたいメッセージを特に感じることが多いライブだったことを考えるとこれ以上のものはない!って言いたくなる。そんなライブでした。ベストアルバム引っ提げてるやってるライブなのにメッセージ性が強いってすごいよね。まあ今までそういった曲でヒットを飛ばしてらっしゃるからってこともあるのかも。

アンコール後の退場、最後の最後までギリギリまでありがとう!を言い続ける桑田さん。こっちがありがとうと言いたいんですが、声出しちゃ行けないんですよねこれが。でもこちらの気持ちが伝わってるからこその、ありがとうなんだろうなと。

退場の「時代遅れのROCK'N'ROLL BAND」に合わせたエアギターやったりと、桑田さんそれで退場の瞬間苦手なわけ無いでしょ!って突っ込みたくなるが、ただただ桑田さんはとても謙虚な人だからあそこで「ありがとう!気をつけて帰ってね!」って言えるんだろうなぁと。そういうことを感じたライブでした。

惜しむらくは「原由子の夫です」発言からの期待が外れたこと。Twitterで見た幻なのか原さんが出てくると言う噂を聞いたのでそれに関する振りなのかと思ってしまった。そんなはずは無かったのので悔し涙を流しながら原由子鎌倉ワンマンのチケット応募をしたいところなのだが。

原さん、日程なんとかなりませんかねぇ···(もろ就活)

これも仕方がないので来年執念で就活後にサザンのチケットを当てようと固く誓った大阪の夜でした。

 

参考文献

このスタイルでのブログには当然先駆者がおりまして、かなり参考にさせていただきました。参考文献として勝手にリンクさせていただきます。迷惑でしたらすぐに消します。

桑田佳祐LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう!!」の感想のようなものを(宮城編)(ネタバレあり) - 適当文集

適当文集さんの書き方大分参考にさせていただいてるからなんかパクリで訴えられそう

毎度毎度の考察が素晴らしくかなり参考にさせていただいてます。

桑田佳祐 LIVE TOUR 2022 名古屋2日目に参加しました - 南十字に戯れる

サザンおよび桑田さんソロのデータベースが素晴らしすぎるので良く見てます。